４コマ

以前、

カクテルメイキングの技術を教えて頂いていた

老舗のオーセンティックバーにて。

 

手ぶらで行くわけにはいかないので

手土産にお店でも使えるであろうお酒を持って伺ったところ

 

「正規品しか使わない」

 

というお言葉を頂戴しました。

 

正規輸入品と並行輸入品がありまして

大概、並行の方がお値打ち価格で購入する事が出来るんですね。

 

そして並行のウィスキーを持って行ってしまったという失敗談、

味も正規と並行では異なる事があり(どちらがどうとかはまた別の話として)ますので

手土産は「正規品のモノに限る」というお話しでした。

 

 

これから教えを請いに行くバーテンダーさん、気をつけなされ！

 

もう１０年以上前のお話です。

　

 

当時まだ「レゲエパンチ」という名称が普及しきっていない頃

お客様にレゲエパンチを注文頂きまして

ワタシは恥ずかしながら知らなかった為どんな味わいだったのか聞いたのです。

 

すると

「甘くてスッキリしていて…」というお話でしたので

先ずネーミングから間違いなくラムベースであり

ショートカクテルでは無い。

 

更にフルーツジュースで割ったトロピカルなモノ

イメージするのはピニャコラーダか？

 

どうでしょう、じっちゃんの名にかけたこの推理力。

「あ～こんなカクテル」の発声をするに違いないと提供したカクテルは…

 

 

 

 

 

「全然違う」

 

と

一蹴されました。

 

 

 

後になって解った

 

「レゲエパンチ＝ピーチウーロン」

 

これは辿りつけませんわ。

 

今日のお客様

 

「ボウモアをストレートで」

 

そのお客様は以前通われていたバーで

「モルトはストレートで飲むもの」と教えて頂いたそうです。

 

温度が上がると香りが開き、温度が下がると香りが閉じる

なんて言葉をよく聞きますが

日本酒も少し温めた方がグッと香りがたつものです。

 

私もバーに行きモルトを呑む時は基本的にストレートで楽しみます

注がれたグラスを楽しみ

琥珀色の液体を愛で

香りを十分に堪能してから口にします

(いつもビールしか呑んでないじゃないかというのは置いておいて)。

 

 

ストレートで飲みなれていない方は

少し常温の水を入れて加水するとまた香りの開き方や伸び方も味わえるのでオススメです。

 

オーセンティックなバーに行かれた際は

「ストレートで」と注文出来ると良いのではないでしょうか

(たまには良いこと書くなぁ)。